2016年8月16日火曜日

~平凡で平和な物語~ⅩⅩⅤ

なんだかんだ言っていたが、結局普通にオリエンテーリングは始まった。
最初、係の人から説明を受けて、専用のコンパスと地図を受け取り、班ごとに解散。
〔ここで宝玉式オリエンテーリングのルールを説明しよう!!
宝玉式は通常のオリエンテーリングと違い、二時間という制限時間内にできるだけ多くのチェックポイントを通過するというものだ。
またチェックポイントごとに問題が設置されていおり、問題の正解数とチェックポイントの発見数の二つの評価の総合得点を競うのだ。
そして今回は裏ルールとして本部である広場から近ければ近いほど難しい問題、遠ければ遠いほど簡単な問題が設置されている。〕
俺たちの班は御門さんの提案で、まず最初に近くのチェックポイントをいくつか通過し、遠くに移動しながらその問題の答えを考える。そしてぐるっと一周してきた後にまだ時間があれば近くの問題を虱潰しに通過するという作戦にした。
「じゃあ、近くの問題を解いていこうか。」

【チェックポイント1】
もとの数とふるい数から答えを導け
はむよろやてこ
りすとこやとく
にげおたはだら
みたのがしたる

「これさっぱりだわ」
「はいパス」
「あれ、これ・・・」
「え、西原さんわかったの!?」
「あっ、いや!?まだだけど?」


【チェックポイント2】
この学校の校風は?校訓は?学校のモットーは?

「え、校風と校訓の違いってなんだっけ」
「はいパス」


【チェックポイント3】
この中でどれがおかしい?
ア:犬
イ:猫
ウ:猿
エ:キリン

「え、これ簡単じゃない?」
「普通にエだよね」


【チェックポイント4】
ある人は言いました
『8(2×5)(6÷2)(7-4)は6!
果たしてどういう意味?

「この人があほだったとか?」
「いやそれはないから。」

俺たちはあんまり自信が持てないまま、近くの問題を見ていくのだった…

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